NHK土曜ドラマ 心の傷を治すという事 全４回 ①②

全4回ある中の2話まで放送されました。

派手な場面はありませんが
柄本佑さんの静かな演技に惹かれます。
また、六甲から眺め渡す海の風景
アマチュアのジャズセッションなど
神戸らしい場面もありました。

主人公は小学生の時に在日だと親から告白されて
それ以来、通称と本名が違う事に悩める青年（柄本佑）です。
第1話は家族構成、生い立ち～大学進学～結婚、第一児誕生まで
2話は私生活においては子供が生まれ　
仕事面では全国から患者がおしかける精神科医として
話がすすみます。
奥さん役は尾野真千子さん

幸せな生活の中　阪神大震災が起こります。
安全面から妻子を神戸から大阪の実家に居候させますが
実家のビジネスが傾いてること
妻（尾野真千子）が実家で倒れること（不眠と　慣れぬ同居の故か）


病院での治療にあたりながら奉仕活動として
　避難所である体育館へ行くと
避難民同士の諍いの仲裁をしなければならないし
主人公（柄本佑）は休まる暇がありません。


原作者は安克昌さん。
エンドロールでこの名前を見て
以前、新聞記事を読んだ事を思い出しました。
その記事の内容は
心のケアとは、孤独にさせない事という内容だったと記憶してます。
大変、優秀な精神科医で文才もお持ちでしたが
惜しい事に若くして亡くなられてます。





■精神科医・安克昌（あん・かつまさ）氏 プロフィール
1960年大阪市生まれ。神戸大学附属病院精神科勤務を経て、神戸市西市民病院精神神経科医長を務める。阪神・淡路大震災直後より、全国から集まった精神科ボランティアをコーディネートし、避難所などでカウンセリングや診療活動を行う。震災一年後に臨床報告としてまとめた「心の傷を癒すということ～神戸・・・365日～」で第18回サントリー学芸賞を受賞。PTSD(心的外傷後ストレス障害)の若き研究者として治療活動に尽力するも、2000年12月死去。共訳に「多重人格性障害-その診断と治療」などがある。


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