12月2日 木
千代田区には観たい建築がいくつかあり
そのうちの一つ 赤坂クラシックハウスです。
永田町で降りると すぐそこです。
現在は結婚式場&レストランハウスになってますが
元李王朝所有の邸宅でした。
明治末から戦前まで李王家は日本の皇族体系に入っており
その辺の事情は林真理子さんの【李王家の縁談】に出てきます。
この建物の後ろに見えてるガーデンテラス紀尾井町を建設するために
5000tと言われてる邸宅を内部の物を1mmも動かさず
曳家する動画を観たことがありますが すごい技術でした。

正面玄関から左に回った側面をパノラマで撮ったのですが
両端に行くほど歪みがでてるのわかります?

エクスペクト・パトローナム!(ハリー・ポッター) と叫ぶ声が聞こえるような
鹿のオブジェ がありました。 (^^)
尚 ウェディング・イベントが行われてる際は
隅から隅まで観れるそうです。
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[Tag] * 赤坂クラシックハウス
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ここは元宮邸で特に重厚感ありました。
千代田区には他にも3つ元宮邸があります。
韓国併合後 李王家は日本に来られて(連れてこられて感?)
準皇族扱いとなりました。
でも これが朝鮮本国からは批判の的でした。
戦後のGHQの指導により、皇族解体されて他の臣民降下した元宮家には
天皇側からの下賜金が出て、高額な税金対策に対応できたそうですが
李王家は準皇族でありながらも、
夫の李垠が陸軍に所属し戦犯者に属してたとされ
また他国の王朝の人間だったのでもらえませんでした。
そのため 所有地にかかる高い税金を維持しきれずに家屋敷は手放されてます。
戦後の韓国では 李王家の分家筋にあたる李承晩が政権を取ってました。
本家が帰国すると自分の政権が危うくなるからVISAの発給もせず、
ご夫妻は 長い間無国籍状態で日本で生活していました。
李承晩政権が倒れた後、日韓の国交正常化が結ばれて
やっと帰国できたようです。
尚 その頃はご主人の李垠さんは脳血栓で病の床ですし
ご夫妻の第一子は夭逝され 第二子はアメリカへ行かれてアメリカ人女性と結婚されてます。
だから 李王家の本家筋は途絶えてますね。
李方子さんの【流れのままに】という本を読みましたが
激動の人生に驚くとともに 品のある綺麗な日本語に皇族としての言葉の教育を感じました。
菅野美穂さんが李方子さんを演じたドラマがありました。→https://minorinotoki.blog.fc2.com/blog-entry-1615.html
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